政治には興味がなかったのに、なぜか気になる。。。そんな政治家が増えていませんか?
SNSやYouTubeだけで注目を集める、N党の立花 孝志(たちばな たかし)氏やガーシー氏、ジョーカー議員こと河合 悠祐(かわいゆう すけ)氏は、一体どんな存在なのでしょうか。
そこでこの記事では、こんなことを調べてみました。
- ネットでバズる政治家が注目される理由
- N党・ガーシー・ジョーカー(河合)議員の共通点
- ネットでバズる政治家の世間の評価と今後の行方
どうぞ、最後までお付き合いください。
なぜ今「ネットでバズる政治家」が注目されるのか?

ネットでバズる政治家が注目される理由について、順を追って解説します。
テレビ離れ&若年層の政治離れ
政治の話題といえば、テレビや新聞が主な情報源だった時代は過去のものになりつつあります。
若い世代はテレビを見る時間が減り、代わりにスマホでニュースや動画をチェックするのが日常となりました。
実際、10~30代の多くの人がテレビ報道に興味を持たなくなり、政治家の顔や政策をSNSで知ることが増えています。
特に「投票には行かないけれどXでは政治家の投稿を見る」というスタイルが定着しつつあり、テレビ離れと政治離れが同時に進行していることを示しています。
「テレビに出ないからこそ身近に感じる」という逆説的な現象も、若者から注目を集める理由です。
テレビ離れと若年層の政治離れという背景が、ネットでバズる政治家の登場を後押ししているのでしょう。

SNSで情報収集したほうがタイパが良いのも事実です。
SNS・YouTubeが新たな政治舞台に
現代の政治家にとって、SNSやYouTubeは単なる広報手段ではなく、政策を語り、支持を集めるための重要な舞台です。
インターネットを使った政治活動は、既存メディアの代わりではなく、新しい政治空間であるといえます。
N党(NHK党)の立花孝志氏は、テレビでは取り上げられない情報をYouTubeで発信することで注目を浴びました。
ガーシー氏も暴露系YouTuberから政治家に転身し、ネットで得た人気をそのまま票に変えることに成功しています。
誰もが情報を発信できる時代だからこそ、政治家も自分の顔と声を直接届ける必要があるという新たな価値観が生まれています。
泡沫候補から本気の挑戦者へ変わる

かつては、当選する見込みが極めて薄い選挙立候補者「泡沫候補」と揶揄されていたタイプの政治家が、ネットの力を借りて本気の挑戦者に変わりつつあります。
ジョーカー議員として知られる河合悠祐氏は、独特なメイクと衣装で注目を集めるだけのイロモノな人物と評価されていましたが、埼玉県戸田市議選で歴代最多の票を獲得し、トップ当選を果たしています。
見た目や話題性だけでなく、実際の選挙結果で評価されていることがポイントです。
ネットの力で一時的に話題になるだけでなく、実際に当選し、議席を獲得することで「発信力」と「実行力」の両立が可能であることを証明しました。
絶望的な状況であっても、信念と戦略次第で政治の中心に躍り出る時代が到来しています。
N党・ガーシー・ジョーカー議員の共通点3選

SNSで注目を集める政治家たちは、意図的に「バズる」ための要素を取り入れていることが大きな特徴です。
ここでは、N党・ガーシー・ジョーカー議員に共通する3つのポイントを解説します。
キャラクター性が強い
ネットで支持を集める政治家に共通する特徴として、まず挙げられるのは強いキャラクター性です。
視覚的なインパクトや言動の個性が際立つことで、瞬時に人々の記憶に残ります。
バットマンの宿敵、ジョーカーに扮した河合悠祐氏や、暴露系スタイルを貫くガーシー氏は、まさに強烈なキャラクター性を持つ人物です。
N党の立花孝志氏も「NHKをぶっ壊す人」として広く知られています。
また、強烈な第一印象を与えることで「どんな人だろう?」と興味を持たせるテクニックも見逃せません。
興味を持たれることで情報が拡散し、フォロワーの増加や再生数の上昇につながっています。
彼らは見た目や言葉遣いを工夫し、戦略的にバズる要素を設計している点が特徴的です。
XやYouTubeを徹底活用している

情報発信において、従来のプレスリリースや街頭演説に頼らず、X(旧Twitter)やYouTubeなどのSNSを最大限に活用しています。 発信頻度の高さと、リアルタイムで有権者とコミュニケーションを取り続ける姿勢が支持を集める要因です。
N党の立花孝志氏は日々の発信で自らのスタンスを明確にし、議論を巻き起こす存在として注目されています。
ガーシー氏はYouTubeでの発言を通じて支持層を拡大し、ジョーカー議員もXで都知事選への意気込みを発信するなど、どの政治家もSNSを起点に支持を構築しています。
オールドメディアを介さず、Webメディアを中心としたニューメディアを活用して直接語りかける姿勢が、今のネット時代に適した政治活動の手段です。
反発心がメッセージの核になっている
ネットで話題になる政治家の多くは、体制批判や既存政治への疑問をメッセージの中心に置くことが大きな共通点です。
彼らの言葉は、政治に不満や不信感を抱く人々の代弁となっており、強い共感を呼んでいます。
N党の掲げる「NHKから国民を守る」というスローガンや、ガーシー氏の悪い政治家に対する持論、ジョーカー議員の風刺的なスタイルは、いずれも現状への問題提起として機能しています。
ただ批判し続けるだけでなく、変革を求める意思を感じさせることが、彼らの支持を後押しする要因です。

残念ながら、ガーシー氏は素行の悪さで政治家をクビになりましたが「自分のような志のない政治家を当選させるな」と説得力のある発言で投票の大切さを語っています。
ネット政治家たちは「本物」なのか?評価と今後の行方

ネットで話題になる政治家たちは今だけの流行なのか、それとも新しい政治の形として定着するのでしょうか。
世間の評価と、今後の行方を探ります。
ネット政治家の世間の評価
ネットでバズっている政治家に対する評価は大きく分かれています。
支持者からは「既存政治への風穴を開ける存在」として期待されていますが、反対に「パフォーマンス重視で中身が伴わない」と批判する声も根強く存在しています。
N国党、比例0議席の見込みhttps://t.co/cXVrEbBswr
— 選挙ウォッチャーちだい (@chidaisan) July 20, 2025
まだ🇺🇦ウクライナ🇺🇦色のN党おっちゃん。アホバカ政治の成れの果てを担うダイコン役者🤮🤢 なぜか帽子はトランプMAGA風 pic.twitter.com/FmQdYKIiGx
— KEIKO KAWASOE (@kawasoe0916) July 17, 2025
河合さんは「ジョーカー議員」としての異名もあり、多少の暴言や挑発はキャラクターとして受け入れられる部分もあるでしょう。
— 愚恥優蔵 (@yuzou_guchi) July 20, 2025
しかし、“どっちもどっち”の空気になった以上、最後は議員としての“品格”が求められるのは当然です。
「キャラだから」「正論だから」で何でも許されるわけじゃない。
ジョーカーとかいわゆるイロモノ系に面白がって投票するアホがいないってだけでも十分だよ。
— 元生物/身体は麺で出来ている (@Tooo_san0911) July 7, 2024
マック赤坂が区議会議員に当選したとき本当にやばいって思ったし
ネット政治家たちの行動が注目を集める一方で、信頼や実績という観点ではまだ評価が定まっていないことが現状です。

掲げている政策は良く感じるので、武器だった濃いキャラクター性が足を引っ張っている?
ネット政治家の今後の行方
ネット政治家が一時的な流行で終わるのか、それとも新しい政治のスタイルとして根付くのかは、今後の行動と成果にかかっています。
単なる話題性にとどまらないためには、以下の3つが重要です。
- 議会での政策実現
- 地域住民との協力
- 説得力のある活動の継続
さらに、SNSでの発言が炎上や誤解を招くリスクもあるため、情報発信の正確さや倫理観が問われる場面が増えるでしょう。
ネット上での知名度だけでなく、信頼性や実務能力を向上させることが、次世代の政治家としての生き残りに影響を与えるといえます。
まとめ
ネットを活用する政治家たちは、バズっているだけとは言い切れない存在になりつつあります。
彼らは奇抜さや過激さだけで注目を集めているのではなく、政治に無関心だった層へメッセージを届け、新しい関心を生み出す役割も果たしています。
- テレビや新聞が主な情報源だった時代は過去のもの
- SNSやYouTubeを活用して政治の中心に躍り出る時代がきた
- N党・ガーシー・ジョーカー議員は不満を抱く国民の代弁者
- ネット政治家の評価は定まっていない
- 政策を実現して説得力のある活動を継続できるかが重要
今後、彼らがネットとリアルをどう結びつけ、政治家としての信頼をどのように築いていくかが気になります。
バズることがゴールではなく、変化のきっかけとして次の行動につなげられるか、今後の活躍に注目です。
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