独特なデザインで今も話題の大阪万博2025公式キャラクター「ミャクミャク」。
予測検索ではキモい、なぜといった厳しいワードが表示されています。
でも、一部界隈では「ミャクミャク様」と親しまれている一面も。
そこでこの記事では、こんなことを調べてみました。
どうぞ、最後までお付き合いください。
ミャクミャクはなぜキモい?
EXPO2025大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」は、奇抜なデザインから良くも悪くも世間から注目されています。
溶けだした青いカラダと、真っ赤な塊の中に無数の目がある容姿に嫌悪感を覚えてしまう人も。
もっとかわいくできたはずが、なぜキモいといわれてしまうようなデザインになってしまったのでしょうか。
東京五輪のパクリ疑惑の影響か
奇抜なデザインになった理由の1つに、東京五輪が関係しているというウワサがあります。
2020年に開催された東京オリンピックの公式ロゴに盗作疑惑が浮上しました。
エンブレムをデザインした佐野研二郎さんの過去作品からも盗作疑惑が浮上し、五輪組織委員会は異例の公式ロゴ撤回を発表しています。
実際に、佐野研二郎さんが盗作したかはわかりませんが、同じような失敗をしないために、ほかの制作物とかぶることのない奇抜なデザインにしたのかもしれません。
世にある創作物とかぶらないようにするためとはいえ、かなり斬新なデザインですよね。
ミャクミャクのプロフィール
ミャクミャクは、赤色の細胞と清い水がひとつになって生まれた、不思議な生き物です。
自身をいろんなカタチに変えることができ、今のカタチは人間を真似たもの。
姿を変えるすぎて、元のカタチを忘れてしまうこともあるようです。
ミャクミャクは6つの目でいろいろなものをみるうちに、楽しそうにしている人間に興味を持ちました。
人を理解するために、人のカタチを取り、私たちの前に現れたそうです。
ちょっとしたホラーみたいな話ですね。
ミャクミャクは本当の姿をまだ覚えているか気になります。
ミャクミャクのデザイナーや誕生の由来は?
奇抜すぎて賛否両論あるミャクミャクは誰がデザインしたのでしょうか。
また、あのカタチに何か意味があるのか調べてみました。
ミャクミャクのデザイナーは「やましたこうへい」
ミャクミャクをデザインしたのは、デザイナー・絵本作家の「やましたこうへい(山下 浩平)」さん。
大阪万博の公式キャラクターは、一般からの公募制で募集され、応募数は1898作品。
最終選考委員会によって3作品に絞られ、一般からの意見募集40,704件を参考にして候補Cが選ばれました。
やましたこうへいさんは、上野動物園のパンダグッズや企業のCM・パンフレット、児童書や教科書の挿絵などを描かれています。
ちなみに、最終候補3作品がなんとなく似ているのは、公式キャラクター募集の前にロゴマークが決まっていたことが原因のようです。
ロゴマークをそのままキャラクターにした
大阪万博の公式キャラクターは、ロゴマークを素にデザインされました。
ミャクミャクをデザインしたやましたこうへいさんは、ロゴマークをそのままキャラクターに出来ないかな?というアイデアから生まれた、と制作意図を明かしています。
つまり、ミャクミャクのデザインにはロゴマークの影響が大きかったと考えられそうです。
ロゴマーク作者も気持ち悪さを自覚
大阪万博の公式ロゴマークをデザインしたのは、デザイナーのシマダ タモツさんがひきいる「TEAM INARI(チーム イナリ)」。
「細胞」をキーワードに、細胞と核を丸で作って配置しているうちに「えっらい気持ち悪いもんが出来てしまった」と思ってしまったとか。
そこからブラッシュアップを重ね、1970年の大阪万博のロゴをオマージュして目は5つに、中の空洞は大阪府や関西を連想できるようなカタチになり、みごと公式ロゴマークに選ばれました。
ネットでは「ミャクミャク様」として親しまれている
ミャクミャクがキモい、化け物だというきびしい声もありますが、実はけっこう親しまれています。
Googleなどの予測検索のネガティブなワードの中に、「ミャクミャク様」というワードが入っていました。
これは、タダモノではない容姿から、ミャクミャクに妖怪や邪神のイメージを感じたことから、尊称の最上位「様」がついたようです。
謎のミャクミャク様崇拝について、立教大学社会学部の小池靖教授は「日本は元々多神教の国で、よくわからないものでも目が2個付いてればとりあえずキャラクターであり、神様であると認識する」と分析。
公式で二次創作を認めていることから、ネットではさまざまなイラストや動画、妄想などを楽しむことができます。
ちなみに、公式キャラクターの愛称「ミャクミャク」も公募によって選ばれています。
キャラクターにピッタリで少し不気味な愛称が、ミャクミャク崇拝に一役買っているのは間違いありません。
ミャクミャク様の生態
コワかわいいミャクミャクに興味がわいてきたあなたに向け、ミャクミャク様の生態についてまとめました。
これであなたもミャクミャク様を信仰したくなるはずです。
ミャクミャク様が大阪市役所を占拠中
現在、ミャクミャクは大阪市役所を占拠しています。
2023年11月末、大阪市の中心部にある大阪市役所の前にミャクミャクの巨大オブジェが展示されました。
寝そべって余裕の笑顔で手をふる様子が、大阪市役所を占拠しているように見えると話題になっています。
ミャクミャク様は神として崇拝されている
大阪市役所前に置かれたミャクミャクオブジェに参拝する人が現れました。
夜になると、庁舎に巨大な魔法陣が浮かび上がり、いまにも怪しい儀式が行われる神殿のような雰囲気に。
ネットでは、ライトアップされたミャクミャク様象に参拝すると、良いことが起こるとウワサになっています。
昨晩ミャクミャク様像を参拝してから妻が「ミャクミャク様…ミャクミャク様…」とぶつぶつ呟くようになってしまった。
— わこうど (@wako_do) January 2, 2024
確実に精神に侵食してきてる。
ミャクミャク様をダリがパクった
世にある創作物とかぶらないはずだったミャクミャクでしたが、似た作品が見つかりパクリ疑惑が浮上しました。
ミャクミャクと似た作品は、画家サルバドール・ダリの作品『イースターの目』。
でも、これまでと様子が違って、ダリがミャクミャクをパクったらしいです。
ダリってあのサルバドール・ダリか!落ちたもんだな、ミャクミャク様を堂々とパクるとは……。失望しました、もうダリ買うのやめます。 https://t.co/TQMqViZNZ3
— 瀬川深 Segawa Shin (@segawashin) April 29, 2024
ミャクミャク様は増殖する
ミャクミャクはさまざまな生き物に寄生し、自身を増殖させることができるとウワサされています。
人間も寄生されることに抵抗を感じていないようです。
小さなペットやぬいぐるみ向けに「EXPO2025 ロゴマスコット」、人間や大きなペットやぬいぐるみ向けに「EXPO2025 ロゴぬいぐるみ L」が販売されています。
品薄の状態が続いていて、現在も「EXPO2025 ロゴぬいぐるみ L」は売り切れていました。
あれは進化して胴体が生えたのではなく、他者に寄生してミャクミャクしているのか……(ヌクヌクみたいに言うな)
— ことほぎ (@kotohogi_soleil) June 7, 2024
ミャクミャク様にはメス個体もいる?
性別不明のミャクミャクでしたが、メス個体の存在が確認されました。
というのは誤報で、大阪万博と宝塚歌劇団のコラボ企画で登場した娘役のミャクミャクだったようです。
結局、ミャクミャクの性別は不明ですが、公式の発表では、赤い細胞は増殖するそうなので、清き水さえあれば、ミャクミャクはどんどん増えていくと考えられます。
あなたの街にもミャクミャクが現れるかもしれません。
まとめ
EXPO2025大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」は、溶けだした青いカラダと、真っ赤な塊の中に無数の目がある容姿に嫌悪感を覚えてしまう人もいるようです。
EXPO2025大阪・関西万博の開催は2025年4月13日なので、まもなく300日を切ります。
ネガティブなニュースが多く、心配する声が絶えませんが、世界規模の大イベントなので、ぜひうまくいってほしいですね。
今こそ、ミャクミャク様に大阪万博の成功を拝む時なのかもしれません。
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