集英社版『学習まんが 世界の歴史』が22年ぶりに全面リニューアルされると発表がありました。
人気マンガ家が表紙を描き下ろしたとあって、かなり注目されていますね。
そこでこの記事では、こんなことを調べました。
どうぞ、最後までお付き合いください。
人気マンガ家が集結!学習まんが 世界の歴史がリニューアル
歴史を楽しみながら学べるマンガ、集英社版『学習まんが 世界の歴史』全18巻が全面リニューアルされます。
特に、集英社で活躍するマンガ家が表紙イラストを担当するとあって、注目度は非常に高くなっています。
集英社版『学習まんが 世界の歴史』はただの娯楽マンガではなく、高校レベルにも対応する内容の濃さが魅力で、しっかりと学習ができるマンガです。
楽しく読んで歴史を学べるって、歴史が苦手な私にはとてもうれしい。
【画像】旧版 世界の歴史はこんな表紙だった
旧版『学習まんが 世界の歴史』は22年前から発売されていたので、さすがに時代を感じるデザインとなっています。
2002年に出版された旧版『学習まんが 世界の歴史』では、表紙イラストと中のマンガは同じ作者が描いていました。
今回のリニューアル版『学習まんが 世界の歴史』は、表紙イラストと中のマンガで作者が異なるので注意が必要です。
人気マンガ家が表紙を描き下ろし!
『学習まんが 世界の歴史』の表紙イラストを担当したのは、集英社で活躍する人気マンガ家たちでした。
荒木飛呂彦さんをはじめ、独自のタッチで描かれた歴史的主要人物のイラストは、歴史に興味が無くても買ってしまいそうなほど魅力的です。
全18巻の中から、特に話題となっている表紙イラストをご紹介します。
『キングダム』原泰久が描いた1巻「オリエントと地中海の文明」
原泰久さんが描いた人物は「ラメス2世(ラムセス2世)」。
積極的な外征を行い、各地に自身と神をたたえる巨大建造物を建築し、エジプト新王国の勢力圏を延ばしたファラオ(王)です。
原泰久さんが2巻の中国史を担当しなかったことに驚く声もありますが、『キングダム』の登場人物を描くわけにもいかないので、あえてエジプト史の表紙を担当したのでしょう。
『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平が描いた3巻「巨大帝国ローマの栄光」
堀越耕平さんが描いた人物は「ガイウス・ユリウス・カエサル」と「クレオパトラ7世」。
「賽は投げられた」で有名なカエサルと世界三大美女のクレオパトラ夫婦です。
堀越耕平さんはやっぱり太ももが好きなんでしょうか?
『約束のネバーランド』出水ぽすかが描いた7巻「ルネサンスと宗教改革」
出水ぽすかさんが描いた人物は「レオナルド=ダ=ヴィンチ」。
ルネサンスを代表する芸術家ですが、万能の天才とよばれ、さまざまな分野に精通しています。
SNSでは「ぽすか先生のダヴィンチもよいーーー」「ぽすか先生とダヴィンチの相性バカいい」「ダヴィンチにぽすか先生当てるなんてわかってらっしゃるッ!」と好評でした。
『約束のネバーランド』出水ぽすかが描いた18巻「進むグローバル化」
出水ぽすかさんは2巻を担当していて、描いた人物は世界の子どもたち。
『約束のネバーランド』のストーリーがちらついて不穏に感じる声もありますが、「子どもたちが協力して逆境を乗り越えていく」という点でピッタリだと思います。
『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦が描いた10巻「フランス革命と国民国家への道」
荒木飛呂彦さんが「ナポレオン=ボナパルト」。
フランス革命期の軍人、革命家で、フランス第一帝政の皇帝です。
スタンド使えそう。
『ROOKIES』森田まさのりが描いた12巻「アヘン戦争と辛亥革命」
森田まさのりさんが描いた人物は「孫文・愛新覚羅 溥儀・西太后」
清の最後の皇帝「溥儀」を陰から操る「西太后」、遠くを見据える国父「孫文」。
イラストだけで性格や立ち位置が伝わってくるのはさすがです。
『ゴールデンカムイ』野田サトルが描いた13巻「第一次世界大戦とロシア革命」
野田サトルさんが描いた人物は「ウラジーミル・レーニン」。
ロシアの革命家、政治家、哲学者で、ソビエト連邦(旧ロシア)の初代指導者です。
『ゴールデンカムイ』がまだ連載中なら登場してもおかしくない完成度。
急に全裸になったりスチェンカでタコ殴りにならなきゃいいけど・・・。
『SPY×FAMILY』遠藤達哉が描いた15巻「第二次世界大戦と国際連合」
遠藤達哉さんが描いた人物は「ウィンストン・チャーチル」と「アドルフ・ヒトラー」。
イギリス首相だった「ウィンストン・チャーチル」とナチス・ドイツの指導者「アドルフ・ヒトラー」は思想や目標がまったく違っていて敵対関係でした。
『SPY×FAMILY』のモデルがドイツといわれ、時代が近いことからも、この表紙の適任者は遠藤達哉さんしかいませんね。
なぜ別の出版社から同じ名前の本が!?学習マンガの謎
実は、学習マンガ『世界の歴史』はさまざまな出版社から発売されていました。
リニューアルを発表した集英社をはじめ、小学館、学研、角川書店、講談社などが出版していて、どれも『世界の歴史』という名前で出版しています。
基本的に、集英社は「学習漫画」、小学館は「学習まんが」、学研は「学研まんが」、角川書店は「まんが学習」の商標をもちいていますが、商標登録はされていません。
もちろん、内容も異なるので、購入の際は出版社をしっかりとチェックしましょう。
今回のリニューアルで、集英社も「学習まんが」という記載に変わりました。
これは、今の小学生が「漫」という字を習わないからだそうです。
学習マンガというジャンルだから
なぜ、本の名前が同じになるという、ややこしいことが起こったのか。
調べてみましたが、各社が『世界の歴史』という名前で出版した理由は分かりませんでした。
学習マンガには世界史以外にも、日本史や昆虫・動物などの理科系、人物伝などさまざまな本が出版されているので、一目見るだけでわかるタイトルにしたからかもしれません。
コナンが登場する学習マンガもある
小学館が出版している学習マンガには、江戸川コナンが登場するものもあります。
ふとしたきっかけで過去へ飛ばされた少年少女たちが、解けない謎、おそろしい事件をコナンと一緒に解決する、といったストーリー。
ミステリー要素たっぷりで、いつの間にか歴史に夢中になれ、名探偵コナンも大満足のクオリティなんだそうです。
内容は小学生向けなので、高校レベルの学習や大人の学びなおしにはオススメできません。
まとめ
歴史を楽しみながら学べるマンガ、集英社版『学習まんが 世界の歴史』全18巻が全面リニューアルされます。
リニューアルされた集英社版『学習まんが 世界の歴史』の発売は2024年10月4日と少し先になります。
1冊の定価は1,100円(税込)で、全巻セットは19,800円(税込)。
全巻セットには別巻や人気マンガ家の特典が付属される可能性が高いので、全巻セットも要チェックです。
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